8月には上京し、自民党、立憲民主党、国民民主党、共産党、れいわ新選組の党本部をまわったとも言う川中さん。「自民党本部前、指を指しているのは万博推進本部の看板です」
8月には3日間上京し、自民党、立憲民主党、国民民主党、共産党、れいわ新選組の党本部全てをまわったとも言う川中さんだが、なぜこうした活動を? リモートで取材すると、“各政党本部めぐり”の率直な印象から話してくれた。「自民党の党本部は警備がすごくて、中に入れず、外から見ただけですが、周りに警察や警備の方がたくさんいて、物々しい雰囲気で驚きましたね。 立憲民主党の党本部では、SPさんに声をかけ、代表の泉(健太)さんに新聞を渡してくださいとお願いをしたら、受け取ってくれて、泉さんの秘書の方からご連絡いただき、泉さんに新聞を渡しますと言われて、東京の地下鉄の中で飛び上がりました。
国民民主党は到着した時間が遅すぎて、インターホンを押しましたが誰も出ませんでした。れいわ新選組はスタッフの方とお話ができて、親切にしていただいてありがたかったです」
実はれいわ新選組代表の山本太郎氏には、今年5月に兵庫県芦屋市で行われたおしゃべり会に行った際、新聞を渡しており、そのとき「頑張ってるね」と声をかけてもらったそうだ。
「それから、共産党の党本部に行って、山添拓さんにお話したいと言ったんですけど、山添さんは国会にいるからいないということで、新聞を渡していただいたら、山添さんからおハガキをいただき、『次の号も頑張ってください』と書いてくださっていました。山添さんの代わりに党本部で対応してくれた方には、いろいろ質問もさせてもらいました。
共産党は自衛隊をなくすべきだと言っていたけど、災害対策はどうしていくのかと聞いたら、自衛隊は国民に投票してもらい、承認を受けたらなくすけど、災害はいつ何時あるかわからないから、災害予備隊のような災害に力を入れた別の組織を作って災害対策をしていくとおっしゃっていました」
政党党本部を夏休みにアポなしで訪ねるという、中学1年生にして驚きの発想&行動力だが、川中さんが政治に興味を持ったきっかけは「大阪都構想」だったと言う。
「大阪都構想のとき、自民党と共産党とか、普段は仲が悪い印象の人たちが党派を超えて一丸となって反対運動をしていたんですね。
僕は当時小学4年生で、休み時間に『大阪市が廃止されたら市民サービスがなくなるから困る』とか『消費税って、ない方が生活しやすいよね』みたいな話を少ししただけで、先生に怒られたんです。『そういう一方的な話をしたら、他の意見が尊重されへん』とか言われて」
「政治の話を喋ったらいけないのなら、新聞を書いてみんなに広めていこう」と考えた川中さんは、6年生のときに新聞委員会に所属。しかし、「選挙に行こう」と書いただけで、「政治的発言に当たるから」と校内掲示してもらえなかったという悔しい思いも経験している。
そこで自ら「日本中学生新聞」を発刊することになるのだが、そのきっかけとは。
「僕は日本が唯一の戦争被爆国で原発事故被爆国であるにもかかわらず、なぜ岸田首相が核兵器禁止条約に署名や批准をしないのかがすごく不思議でたまりませんでした。
それで、5月に行われるG7広島サミットの取材申請が3月にあると知り、そこが岸田首相に取材できるチャンスだと思って、記者として質問するために『日本中学生新聞』を創刊しました。
G7サミットのオンライン申請では顔写真付きの証明書の貼り付けが必要だったのですが、僕は健康保険証しか持っていなかったので、どうしたらいいか外務省のG7管轄に問い合わせしたんです。そしたら、『学生だから』『実績がないから』といった理由で申請さえもさせてもらえなかったんです。
記者会見を見ていていつも不思議なのは、日本の記者クラブ制度。調べてみると、外国には記者クラブ制度ってないそうなんですね。日本では戦前からずっと続いている古い制度らしいですが、変えてほしいです。
自民党のおエライさんと仲良くなってうまいこと取材できないかなと思ったこともあるんですけどね(笑)」
「できるのは、投票率を上げること。『投票率を上げること=国を良くすること、生活を良くすること』だと思うから」
こうした日々の発信から、まだ中学1年生にしてSNSなどで誹謗中傷を受けることもあると言う川中さん。知人で『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』や『コロナ時代の選挙漫遊記』著者で、ジャーナリスト・フリーランスライターの畠山理仁さんにそうした悩みについて相談することもあるそうだ。
「僕、『反維新』とか『反日』とか言われることがあるんですよ。X(旧Twitter)でも『赤』とか『共産党の顔』とか言われたりするけど、どんな顔やねんと思います。そんな相談を畠山さんにしたら、『自分の活動に集中して、そういう声は一意見として気にするな』と言っていただきました。
僕はもっとみんなに政治に興味を持ってほしいだけで、どこのアンチでもないし、どこの支持をしているわけでもない。不偏不党です。僕はおかしいと思うことはおかしいと誰にも遠慮することなく書く。それが民主主義だと思っているので」
今後の目標は「衆議院選挙の大阪1区の候補者全員の取材をすること」で、将来の夢は「ジャーナリストか政治家」と語る川中さん。一方で、現状のこんな問題意識を語ってくれた。
「中学校では政治の話をできる友達はほとんどいないですね。政治に関心がある子はほとんどいなくて。そもそも親が選挙に行かない子もいて、それが子供にも引き継がれてどんどん若い子の投票率が下がっているのが現実じゃないかなと思います。
僕が日本中学生新聞の活動で一番伝えたいのは、政治が生活のほとんどを決めているということ。僕は原発も怖いですし、80%の確率で南海トラフが起きると言われる中で、原発が爆発などしたらどうなるんだろうかとも思います。
今言われている貧困がこのまま続くのかも心配です。
そうした中でできるのは、やっぱり投票率を上げること。『投票率を上げること=国を良くすること、生活を良くすること』だと思うから。党派を限らず、もっと若い人にもアプローチしてほしいんですけどね。
それに、マイナンバーやカジノのことをはじめとして、メディアにはプラスとマイナスの両面をちゃんと説明してほしいです。今はどの記事を読んでも、それぞれに偏っているように見えるから」
ユーザー評価
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加藤さん:若者の視点から見たニュースは、私たちの視野を広げてくれます。夢洲カジノの取り組みは評価に値します。
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田村さん:メディア業界における革命的な一歩と言えるでしょう。夢洲カジノの影響は計り知れません。
木村さん:これからの若いジャーナリストたちは、大人たちと肩を並べ、さらなる成長を遂げるでしょう。
山本さん:夢洲カジノと『日本中学生新聞』は、情報の自由と表現の重要性を再確認させてくれます。
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小林さん:若者たちの熱意と知識は、夢洲カジノプロジェクトを推進しています。
吉田さん:メディアの未来は明るいです。夢洲カジノのようなプロジェクトがこれを証明しています。
渋谷さん:若者たちは今、社会的な変革をリードしています。彼らの情報発信力には感銘を受けます。
高橋さん:『日本中学生新聞』は、若者たちが自分の意見を表現し、社会に影響を与えるための力強い手段です。
斉藤さん:夢洲カジノの成功は、若者たちの協力と情熱に裏打ちされています。
加藤さん:若者たちがメディアに参加し、大人たちと肩を並べることで、社会がより多様で豊かになるでしょう。
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