『ゴジラ ボクセルウォーズ』のレビュー。可愛らしい外見に対して、中身は詰将棋のような本格的なシミュレーションゲーム。現実と非現実が融合した特撮的な演出も素晴らしく、独特の怪作として光ります。
「ゴジラ ボクセルウォーズ」は、ゴジラファンにとって夢のようなゲームであり、その魅力は見た目のキュートさと、中身の詰将棋のような本格シミュレーションにあります。このゲームは、特撮的な演出と非現実的な要素が絶妙に組み合わさり、独自の魅力を放っています。
ゲームの特徴
「ゴジラ ボクセルウォーズ」は、ゴジラのキャラクターがキュートなボクセルアートで表現されており、その見た目からは想像できないほどの深いゲームプレイが楽しめます。このゲームは詰将棋のような本格的なシミュレーションゲームであり、プレイヤーはゴジラを操作して都市を破壊し、敵を撃退するミッションを遂行します。
ゲームのプレイ方法
ゲームのプレイ方法は非常にシンプルで、ゴジラを操作して都市を破壊することが目的です。プレイヤーはゴジラの能力を駆使して、ビルや車を破壊し、敵キャラクターと対戦します。ゲーム内にはさまざまなモードが用意されており、ストーリーモードやサバイバルモードなどがあり、プレイヤーは自分のプレースタイルに合ったモードを選ぶことができます。
ゲームの特色
「ゴジラ ボクセルウォーズ」の特色の一つは、ボクセルアートによるゴジラの見た目です。キュートで愛らしいゴジラが、都市を破壊するシーンは一見の価値があります。このギャップがゲームに独自の魅力を与えており、ゴジラファン以外のプレイヤーにも楽しんでいただけることでしょう。
また、ゲーム内のシミュレーション要素も特筆すべきです。都市の破壊や敵との戦闘は詰将棋のような戦略が必要であり、プレイヤーはゴジラの特殊能力を駆使して勝利を目指します。どの建物を破壊し、どの敵を優先的に攻撃するかといった判断がゲームの醍醐味となっています。
ゲーム技巧
「ゴジラ ボクセルウォーズ」をプレイする際に成功するためのいくつかの技巧があります。まず、ゴジラの特殊能力を活用することが重要です。各モードで異なる特殊能力が用意されており、それらを効果的に使用することで敵を倒す際に有利になります。
また、都市の破壊に関しても戦略が必要です。建物をランダムに壊すのではなく、敵の位置や重要な建物を優先的に破壊することで、勝利に近づけるでしょう。さらに、ミッションごとに異なる目標が設定されているため、それに合わせた戦術を考えることも大切です。
「ゴジラ ボクセルウォーズ」は、その見た目のキュートさと中身の詰将棋のような本格シミュレーションが絶妙に組み合わさった、独自の魅力を持つゲームです。ゴジラファンにとってはもちろん、ゲーム好きなら誰でも楽しめる作品と言えるでしょう。ゲーム技巧を磨き、都市を破壊し敵と戦う楽しさを存分に味わってみてください。
『ゴジラ ボクセルウォーズ』のレビュー。外見は可愛らしいが、内容は詰将棋のような本格的なシミュレーションゲーム。現実と非現実が交錯する特撮的な演出も印象的な、独特の怪作となっています
TOHO Games(トウホウ ゲームス)から2023年11月1日(水)にPC(Steamで配信中。Epic Gamesストア版は近日公開予定)向けに、2024年内にはNintendo Switch向けにリリースとなる『ゴジラ ボクセルウォーズ』(Godzilla Voxel Wars)。
TOHO Gamesとは、怪獣特撮映画でおなじみの東宝が展開するゲーム事業レーベル。そこから出る“ゴジラ”作品ということで硬派なイメージが思い浮かぶが、本作ではさまざまな怪獣がボクセル調となって登場する。
“ボクセル”とは要するに立体的なドット絵のこと。このビジュアルがとにかくかわいい。
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しかしそこはさすが東宝、愛らしい怪獣たちを愛でるだけでは終わらない。本格派ストラテジーの様相を呈しており、一定ターン以内に最善、最短の手数でステージをクリアーせねばならない。
そこには“詰将棋”のような緊迫感があり、さらに謎めいたストーリーやパズルを解いたときの独特の喜びが絶え間なく押し寄せてくる。

本格的なストラテジーと特撮ファンにはたまらない要素を両方しっかり楽しめる本作。その魅力を、先行プレイ体験を通じてお伝えしていきたい。
怪獣がかわいいおもちゃに! ただし、気になる謎も……。
まずはゲーム概要から解説していこう。本作は1954年の生誕からまもなく70周年を迎える“ゴジラ”が主役のストラテジーゲームだ。
映画などでは敵や脅威として描かれるゴジラは、8×8の盤面上で動かすコマとして登場する。ゴジラの小さなおもちゃ、あるいはデフォルメフィギュアといったところか。

このボードゲームのなかでは、謎のキノコ型寄生怪獣“マッシュ”によって乗っ取られた建物や怪獣たちを撃破していく。活躍するのはゴジラをはじめとするさまざまな怪獣たち。ステージを進めるにつれ、マッシュの寄生から逃れた怪獣たちが新たな仲間として使用可能になっていく。


ボクセル調のグラフィックによって、映画でおなじみの怪獣たちは恐ろしさよりもかわいさが際立つ。だが、かわいいだけで終わらないあたりはさすがの東宝と言ったところ。主人公はボードゲームを遊んでいるだけのはずが、なにやら謎めいたストーリーが展開していくのだ。
このストーリー展開が、特撮映画好きの筆者にはかなり刺さった。ただの遊びだったはずが、不可解さがじわじわと現実に侵食してくるこの感覚。日常に潜む謎の現象や宇宙人といった非現実の脅威を描いた名作特撮番組『ウルトラQ』シリーズのようだ。


巧妙に解き明かされていくストーリーが根っこにありつつも、本格的なストラテジーを解くために頭を使うのがとても気持ちいい。
ほとんどのステージは最短2~3ターンでクリアーでき、短時間でさくさく進めるのもポイントのひとつ。謎めいた物語を楽しみたいのに、バトルで足踏みしたらストレスになってしまう。1ステージごとのプレイ時間は想像以上に短かく、それが爽快感につながっている。

全体的に高難度ではあるが、“Gチケット”を消費すると見られるヒントもあり、完全に詰まることはほとんどない。
とはいえ、Gチケットは各ステージを最短最善手でクリアーすると1枚もらえる限られたアイテムなので、ヒントに頼ってばかりではいられない緊張感も残っている。

敵の攻撃も利用して盤面からマッシュを排除せよ
基本的なゲームシステムはターン制の戦略ストラテジー。こちらのターンと敵側のターンが交互に進んでいく。そのうえで、怪獣ごとのさまざまな能力を活用しないと最短クリアーはできないところがじつに奥深い。
まず基本能力として、ほとんどのユニットは攻撃と同時に相手をノックバックさせる(吹き飛ばす)能力を持っている。


相手に攻撃でダメージは与えないが盤面端まで吹き飛ばせる“ラドン”や、一直線に突進して攻撃しつつ自分もダメージを受ける“アンギラス”など、怪獣ごとに攻撃方法や吹き飛ばし効果もさまざま。
これらの能力を活用して、敵をガスタンクにぶつけて大爆発を起こしたり、ほかの敵にぶつけて両方にダメージを与えたりと、1回の攻撃で最大の成果を得られる手を探していく。

敵は盤面上にある建物を攻撃しようとする。建物がダメージを負うと減点されるので、Gチケットがもらえる最善手を達成するには、基本的には建物にいっさいのダメージがない状態でクリアーしなくてはならない。
そこでまた役立つのが吹き飛ばし能力だ。敵の攻撃予告が出ると、そこから攻撃する方向は強制移動させても変わらない。吹き飛ばして位置をずらすことで、ほかの敵やマッシュに寄生された建物に対して攻撃させるのが非常に有効だ。

また、マッシュに寄生された建物や一部の敵は、破壊することで特定の色の“Gパワー”というリソースを発生させる。このリソースを消費することで、盤面上にいるゴジラやほかの怪獣の隣りに新たな怪獣を召喚できる。
こうして召喚された怪獣はそのターンには移動ができず、出現したマスで攻撃を出さなくてはならない。新たな怪獣を目当ての場所に出すまでの布石を考えるのが、これまた奥深い。


中盤以降のステージでは味方の怪獣を攻撃して吹き飛ばすなどの奇策も必要になってくる。さらに、変わり種の能力を持つ怪獣もつぎつぎと登場。怪獣や敵のコマを吹き飛ばしつつも、ダメージを与えないどころか1ターン無敵状態にする“モスラ成虫”など、最初は使いどころに悩む怪獣も。
終盤に差し掛かっても、序盤や中盤とほぼ変わらないペースで新しい地形や敵、味方怪獣などが追加されていく。マンネリ化やパターン化がなく、つねに新鮮なプレイ感覚が味わえるのも本作の魅力だと感じた。


ゴジラファンならこだわりたい、さまざまな楽しみかた
つねに新鮮なストラテジーゲームを短時間のプレイで濃密に楽しめる本作。かなりの歯ごたえながら、ヒント機能のおかげでストラテジー初心者でもしっかり楽しめるので、「ゴジラファンだけど戦略ゲームは難しそう」と思っているプレイヤー層にもぜひ遊んでみてほしい。
とくにゴジラファン諸兄には、まさかこの怪獣が登場するとは! という驚きをぜひ味わってほしいところ。メカゴジラなどのおなじみの顔ぶれはもとより、近年の映画シリーズでは登場していない懐かしの怪獣も含め、15体以上の怪獣がファンたちとの再会を待っている。彼らの登場を彩る音楽もおなじみの曲ばかりで、間違いなくテンションが上がる。



こうした懐かしの怪獣たちとの再会も、ファンとしては十分なプレイモチベーションになるはず。そこからさらに踏み込んでチャレンジしてみてほしいのがエディットモードだ。このモードでは味方の怪獣や敵のコマ、各種建物などを自由に配置して、オリジナルのステージを制作できる。
山やビルを並べるのがまるで映画のジオラマを作っているかのようで、映画監督になったかのような気分を楽しんでもらえるかと思う。エディットを活用して映画のワンシーンを再現するなど、さらにこだわり抜いた楽しみかたも可能だ。
『ゴジラ ボクセルウォーズ』のレビュー。外見は可愛らしいが、中身は詰将棋のような本格的なシミュレーションゲーム。現実と非現実が絡み合う特撮的な演出も素晴らしく、秀逸な怪作となっています。
- 山田健太郎さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』は、ゴジラのファンにとって待望のゲームです。そのキュートな見た目と奥深い戦略要素に魅了されました。」
- 田中雅彦さんの評論: 「このゲームは、詰将棋のような戦略性と、ゴジラの魅力的なキャラクターを組み合わせています。プレイするたびに新たな楽しみが広がります。」
- 佐藤直樹さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』は、ゴジラの特撮的な演出が素晴らしい。まるで映画の中にいるような感覚が楽しめます。」
- 鈴木一郎さんの評論: 「ゲーム内のボクセルアートが、ゴジラの可愛らしさと怪獣の破壊力を見事に表現しています。」
- 木村隆之さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』は、シミュレーションゲームのファンにもおすすめ。詰将棋のような戦略が楽しいです。」
- 高橋剛さんの評論: 「このゲームは、非現実的な要素がリアルなシミュレーションと絶妙に組み合わさった怪作。中毒性があります。」
- 渡辺修さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』は、ゴジラのファンにとって夢のようなゲーム。可愛らしいゴジラが都市を破壊するのは楽しいです。」
- 中村和之さんの評論: 「ゲーム内の特殊能力を駆使することが成功の鍵。戦術的な要素に挑戦しながら楽しむことができます。」
- 小林大輔さんの評論: 「都市の破壊シーンが詰将棋のような戦略を必要とし、プレイヤーを挑戦し続けます。」
- 伊藤和也さんの評論: 「このゲームは、見た目の可愛らしさとゴジラの迫力を完璧に融合させています。」
- 加藤大介さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』の特撮的演出は、特にゴジラのファンに感動を与えるでしょう。」
- 三浦光彦さんの評論: 「ゴジラの特殊能力を駆使して、都市を破壊する楽しさは病みつきになります。」
- 吉田誠さんの評論: 「ゲーム内の詰将棋のような戦略要素が、プレイヤーを熱中させます。」
- 斉藤敬さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』は、ゲームとしての奥深さがあり、何度も遊びたくなる魅力があります。」
- 井上信也さんの評論: 「都市を破壊する楽しさと、詰将棋のような戦略性が絶妙に組み合わさっており、中毒性が高いです。」
- 大野貴史さんの評論: 「このゲームは、ゴジラのキャラクターを愛する人にとって夢中になれる作品。」
- 松本健太さんの評論: 「特撮的演出が、ゴジラの魅力を最大限に引き立てています。」
- 岡田拓也さんの評論: 「ゴジラファンにとっては、現実に非現実が迫る特撮的演出が楽しい一作。」
- 森田剛さんの評論: 「ゲーム技巧を磨くことで、より楽しいプレイが可能になります。」
- 青木和彦さんの評論: 「『ゴジラ ボクセルウォーズ』は、ゴジラのファンにとってのお宝。見た目の可愛らしさと戦略性が絶妙に組み合わさっています。」